Wednesday, June 26, 2013

民生用リチウムイオン電池出荷、サムスンが年間で初首位=調査会社

[東京 27日 ロイター] 調査会社テクノ・システム・リサーチ(東京・千代田区)によると、携帯電話などに使われる民生用samsung 電池の 2012年の出荷シェアで、韓国サムスンSDI(006400.KS: 株価, 企業情報, レポート)が25.1%となり、年間ベースで初めて1位を獲得した。11年まで首位を維持してきたパナソニック(6752.T: 株価, ニュース, レポート)(旧三洋電機含む)は20.7%と2位に転落した。
同調査会社では、サムスンがスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端 末向けに加え、電動工具用などにもシェアを伸ばしており首位獲得につながった、と分析している。3位は韓国LG化学(051910.KS: 株価, 企業情報, レポート)の16.0%だった。民生用リチウムイオン電池10+ 件は携帯電話、タブレット端末、デジタルカメラなどに使われる小型電池10+ 件で、自動車用や家庭用などの大型電池10+ 件は含まない。
円 高・ウォン安を背景に過去数年間で韓国勢 は急速に追い上げ、東日本大震災で日本からの供給が不足したこともあり、四半期ベースでは11年4―6月期にサムスンが1位をすでに奪取、同年10―12 月期以降も同社の首位が続いている。11年は、パナソニックが同年4月に完全子会社化した旧三洋電機(18.6%)を合わせて23.5%、サムスンは 23.2%で、0.3ポイントの差で及ばなかった。
一方、同調査会社は韓国勢だけでなく、中国勢にも注目。天津力神のシェアが11年の4.2%から12年は5%、ATL社が3.9%から5.7%と拡大しており、「着々と販売を伸ばして影響力を強めてきている」と指摘している。

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