Thinkpad t400 バッテリーを新しく購入したとき、バッテリーの在庫保管期間により、容量が 0% または 0% 近くになっていることがあります。また、数ヶ月間バッテリーを使用しなかった場合も、自然放電が行なわれるためにバッテリー残量が少なくなっていることが あります。
どちらもバッテリーの品質によるものではありませんが、バッテリーを活性化させる必要がありますので、バッテリーのリフレッシュ(内部ゲージのリセット)を最低1回行なってください。バッテリーの内部ゲージのリセットはご使用中にも定期的に実施されることをお勧めします。
※ ThinkPadのLi-Ionバッテリーをリフレッシュする方法は、"バッテリー内部ゲージのリセット" です。以下の手順に従って実行してください。
<バッテリーのリフレッシュ(内部ゲージのリセット)の方法>
タスクバーの [バッテリー省電力メーター] アイコンをクリックして、 [省電力マネージャーを起動する] をクリックします。
- [省電力マネージャー] ウィンドウが表示されます。
- [バッテリー情報]タブを選択し、[バッテリーのメンテナンス(M)]ボタンをクリックします。
- バッテリー内部ゲージのリセットの項目で、[リセットの実行(R)]ボタンをクリックします。(バッテリーを複数搭載している場合は、上段でリフレッシュするバッテリーを選択してから[リセットの実行(R)]をクリックしてください。)
バッテリーのリフレッシュ(完全放電→完全充電)が開始されます。 - 内部ゲージのリセットは中断することができます。終了まで待てない状況が発生した場合は、[リセットの停止(R)]ボタンをクリックしてください。
ノートパソコンが動作するための電源は AC アダプターとバッテリーから供給されます。平均的な使用状況において、ノートブック 用のバッテリーは、一年後には約 70% の充電容量比率に劣化します。
※充電容量比率(%)=バッテリーが受けつける最大充電容量/新しいバッテリーの最大充電容量×100
な お、消耗・劣化の状態はご使用状態・環境に依存し、より早く消耗してしまう場合もあります。通常、十分な放電と充電を繰り返すことによって徐々に 劣化していきますが、常にACアダプターに接続されて、ほぼ常時100%の満充電状態に保持されることによっても、劣化が加速される場合があります。
満充電から突然0%近くの枯渇状態になる等の状態になるような劣化の仕方をする場合もあります。
バッ テリー容量の低下が感じられる場合に、バッテリーのリフレッシュ(内部ゲージのリセット)によって改善・回復できる場合があります。しかしなが らリフレッシュを行っても改善されない場合は消耗・劣化が進行してしまっています。(リフレッシュ=バッテリー内部ゲージのリセットは、劣化が起きないう ちに定期的に実施いただく方が効果があります。)
また、「バッテリーに修復不可能なエラーが検出されました」「バッテリーにエラーが検出 され充電することができません」「バッテリーは磨耗状態にあ るため充電する事ができません。新しいバッテリーと交換してください。」等のエラーメッセージを表示 してバッテリーが使用できなくなる場合もあります。
(エラーメッセージの表記は省電力マネージャーのバージョン等によっても 異なります)
これは、お客様に安全にご利用いただくためにバッテリー内部に組み込まれている保護機構が働いたことを意味しており、通常PC本体の故障ではありません。
保護機構はバッテリーの故障時にも動作しますが、バッテリーの寿命消耗に伴う劣化を検出して働く場合もあります。
保護機構が動作した際は充電および放電動作の両方が停止します。
保証期間を越えてご使用いただいている場合はいずれも消耗・劣化の一症状となりますので、弊社オプション製品で追加・予備のバッテリーをご用意ください。