Sunday, July 15, 2012

acアダプターの修理方法(パターン3)

もっと激しいのです。

FMV-BIBLO系の16Vスイッチング方式のACアダプターです。
全く電圧がでません。ケーブルは問題はなさそうです。

とりあえず分解してみます。これもしっかり接着してあるので、カッターナイフとマイナスドライバでごりごり開けました。見てのとおり、銅板でシールドしてあり、しっかりしたつくりになっています。(定価で買うと結構します)

銅板を開けないと、基板までたどり着けません。一部はんだを溶かさないと取れない部分がありました。

で、基板の裏をみてびっくり。焦げています。
( ̄□ ̄;)!!

右のコイル(トランスですね)の足が1本、溶けたようになっています。巻線自体は断線していないようですので、とりあえず、はんだ付けで修復してみます。

はんだをたっぷり使って、取り付けました。

おそるおそる、電源を入れてみると...
おおっ。w(゚_゚)w
電圧が出ています。
同じ電圧のACアダプターを使っている手持ちのLOOXで動作させて見ましたが、特に問題なく動作しました。さて、なんで焦げたのでしょう?

いじっていたら、なんとなく「これかな?」というところが見つかりました。
このACアダプター、 先ほど取り付けたようなコアに巻線が巻いてあるタイプのトランスが二つ(左図)あるのですがこれがどちらも「ぐらぐら」なのです。コア自体にはなにも固定 部分が無く、細い巻線だけで支えてあるようです。長い期間使っているうちに、振動ではんだが脆くなった or 巻線が切れそうになったところに電流が流れ発熱し、焦げたと考えられます。(素人考えですけど)
ほんとはもっといいものがあるんでしょうが、手元にあるホットボンドでぐらぐらしないように固定しておきました。

動作に問題は無い様なので、もとのケースに戻し、瞬間接着剤で固定します。

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