Thursday, July 12, 2012

携帯電話 電池 評価 知識

- リチウムイオン携帯電話電池とは? -
みなさん携帯電話をお持ちでしたら電池パックを外してみてください。
「リチウムイオン」もしくは「Li-ion」と書いてありませんか?
書いてあればそれがリチウムイオン電池です。
リチウムイオン電池は二次電池の中でも、ニカドや水素電池に比べると約3倍の電圧があります。
簡単にいうと、リチウム1本でニカドや水素の単三電池3本と同じ電圧ということになります。
なので携帯電話などの小さいスペースに収まるリチウムは最適な電池ということになります。
- リチウムイオン電池の注意点 -
みなさん携帯電話はどこに置いてますか?
家に帰るととりあえず充電器に携帯をのせて充電していませんか?
充電終わっていても、通話やメールを打ったあとまた充電器に戻していませんか?

充電器は携帯置きではありません。
リチウムイオン電池は、ニカドや水素電池に比べると「メモリー効果が少ない」とされています。
ニカドや水素電池を最後まで使い切らずに継ぎ足し充電をくり返すと電池の中に蓄えられる電気の量(容量)を少なく記憶してしまうのです。
これをメモリー効果といいます。
こうなってしまったら完全に使い切って充電を2~3回繰り返せばある程度復帰します。
ですがメモリー効果をおこしたバッテリーは完全には元に戻りません。
リチウムイオン電池は、「メモリー効果が少ない」と言いました。
メーカーでもそう記載しているところもありますが、実は完全にゼロではありません。
特に先ほどの携帯電話やノートパソコンなど家庭だと電源に繋いで使いがちです。
これだと保護回路が入っていても、電源を繋ぐたび充電を繰り返しバッテリーにはとても負担がかかります。
なのでノートパソコンは面倒でも電源を使うときはバッテリーを外す癖をつけましょう。
携帯電話は連絡が取れなくなると困るのでギリギリまで使い切るのは難しいですが、なるべく最後まで使って充電してあげましょう。
バッテリーは消耗品です。充電すればするほど寿命が短くなり性能も低下していきます。
そして「満充電したら使い切る」が電池では鉄則です。これが長持ちの秘訣だと思います。
- バッテリーは寒さに弱い -
バッテリーは、気温が10~25度が一番性能を発揮できる温度です。
特に冬場など極端に気温が低い場合バッテリーの消耗が通常より早くなります。
これはバッテリーの性質上のことなので問題ありません。
デジタルカメラなど寒冷地で使う場合、予備のバッテリーをホッカイロなどで暖めるとバッテリーが長持ちします。
- バッテリーの保存方法 -
デジタルカメラや携帯ゲーム機など予備のバッテリーを用意してる方も多いと思います。
少しでもよい状態で長期保存するには、少しバッテリーが残っている状態がベストです。
携帯電話に例えると電池マークが残り1個くらいですね。
この状態で高温にならない場所に本体から外して保管してください。
絶対にやってはいけないのは満充電した状態で保存することです!
これはバッテリーの寿命を一気に早めるので注意が必要です。
逆に完全に使い切って保存すると、次回充電が出来なくなる可能性があります。
最後に全く使わなくても半年に一度は満充電してあげてください。
再度保存する場合は電池マーク1個分になるまで放電が必要です。
携帯電話充電池は高価な物が多いので上手に使って長持ちさせてあげましょう。

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