Thursday, July 12, 2012

携帯電話の電池を長持ちさせるために

携帯電話の電池を「全て使い切ってから充電する」のを勧めるのは間違いです。
というのも、リチウムイオン充電池には、「大深度の充電で劣化する」という特性があるからです。
電池のスペックにある「寿命:約500回充電」というのは大深度の場合です。
浅い充電の場合は1回に数えません。
リチウムイオン充電池のメモリー効果はほとんど無視できるものです。
ですから、少し使って浅い充電をするのは、わずかなメモリー効果や充電回数の増加を差し引いても、「深い充電をするよりはマシ」なのです。
しかし、リチウムイオンには「満タンで保存すると劣化する」という困った特性も併せ持ちます。
これは、最近の一部のノートパソコンに80%までしか充電しないモードがあったり、
あるいは、最近の携帯電話を買ったばかりの時には、(店員が充電しない限り)
必ず電池表示が目盛り2ぐらいであることからもわかります。
ノートパソコンでは、ACアダプタを繋ぐと、電池を充電しつつ本体も動きますが、
電池が満タンになっても、本体はACで動作します(電池を抜いても動きますよね)。
また、シャットダウンして完全に電源を落としますが、どちらの場合も満タンで放置と同じです。
これを続けると、電池には大ダメージなのです。
しかし携帯電話では実使用において、満タンのまま放置することはあまりありません。
なぜなら、完全に電源を落とす人はあまりいないし、待ち受け中でも電力を消費するからです。
ですから、ノートPCと携帯電話では、条件が違うのです。
ただ、充電中にWebなどのヘビーな処理をさせることは、ダメージになります。
なぜなら、携帯でWebなどを使うとCPUが発熱して、結構な熱さになりますが、熱も充電池には大敵だからです。

まとめとして、携帯電話電池が早く劣化する人とは、
・一日中、カラまで使いまくって夜に深い充電をする人=500日(500回)で容量が半減
・満タンのまま電源を切って放置した人=半年も放置すれば電源が入らなくなる
・Webやゲームをしながら充電する人=熱で電池が劣化
・一日中充電台に乗せている人=いつ使うんだ
・・・ということになります。
また、まったく現実的ではありませんが「常に電池メーターの目盛り2あたりをキープする」
というのが最も寿命を長持ちさせられる、ということになります。
現在様々なところ使われている電池。
携帯電話、携帯ゲーム機、ノートパソコン、デジタルカメラ等には電池が使われています。
みなさんも色々なところで使われていることでしょう。
電池と言っても沢山の種類がありますね。
みなさん「電池」と「バッテリー」の違いがわかりますか?
たぶん、
携帯電話電池=使い捨て。
バッテリー=充電できる。
ではないでしょうか?
ブーーーー!これは誤解です。
正解はどっちも電池です。(笑)「電池」を英語に訳すと「バッテリー」となります。
なので今日から「電池充電しておいて!」と言いましょう。
女 「えっ?バッテリーじゃないの?」
男 「うるせー!電池だ!」
こんな感じで。(爆)
そして聞き慣れないかもしれませんが、使い捨て電池を「一次電池」、充電できる電池を「二次電池」と言います。
一次電池は使い捨てで、マンガン、アルカリ、最近では高容量のオキシライドなどがあります。
二次電池は充電して再利用できるもので、ニカド、リチウムイオン、ニッケル水素などが一般的じゃないでしょうか。
今日はその中で最も多く使われている二次電池「リチウムイオン」のお話です。
ですが二次電池はあまりにも馴染みがないので今回は所々「バッテリー」と書いてあります。っておい!(爆)

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